離断整骨軟骨炎:OCD

離断性骨軟骨炎

どんな怪我??

成長期にみられる『外側型』の野球肘です。成長期にみられる剥離骨折や裂離骨折などの『内側型』野球肘よりも頻度は少ない野球肘です。

投球動作による繰り返し起きる骨と骨の衝突によって引き起こされ、外側の軟骨部分の壊死が引き起こされます。

成長期のうちに治しておかないと、大人になった時に『関節ねずみ』につながり
肘の曲げ伸ばしの制限や関節内の変形を引きおこし日常生活に支障がでることにつながってしまう例もあります。

この野球肘は半年から一年の投球制限が必要になってきます。

病院で診断を受ける時に知っておいてほしいこと。

レントゲンは一般的に撮影される書面像では病変が特定できない場合があるので45度屈曲位での正面像が必須です。

ただ、野球肘専門の病院やクリニックでない場合撮影しないところもあるので、2種類の画像があるか、注意してみてください。

より、詳細に判別する場合はMRIが必要になる。

同じ肘でも45度屈曲正面像では、剥がれ落ちた軟骨が観察できるが正面像ではわからない。

重症度によっては、手術の可能性もあります。

離断整骨軟骨炎:OCDはノースロ期間が半年から1年間必要であるとお伝えしましたが重症度によっては、手術も必要になってしまう、厄介な怪我です。

重症度が軽い順から『透亮期』⇨『分離期』⇨『遊離体期』と順に進行していきます。

また、初期症状としては、痛みがない場合もあり発見が遅れることもある怪我です。ほとんどの子供達は、手術も考慮に入れた時期に初めて病院を受診することになってしまいます。

離断性骨軟骨炎になってしまったら

 

 

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