身体が早くに開いてしまう、、、原因はここかもしれません!!

皆さんは、投球フォームを指導されたときに監督・コーチ
『身体の開きを抑えろ』
と一度はこのような指導をされたことがあるかと思います!
しかし、試行錯誤してみるもなかなか思うように行かずに投球フォームのバランスが崩れてしまう。
このような経験をしたことがある人はたくさんいらっしゃるかと思います。

 

そのような選手の皆様に今回は、

身体が早く傾いてしまうことと野球肩

に関わることで海外の面白い論文があったので、簡単にまとめていきたいと思います。

肩甲上腕関節の内旋可動域制限と体幹の代償運動の関係』というテーマです^_^

 

野球肩になった時にネットなどでよく紹介されている、この『スリーパーストレッチ』
皆さんも、もしかすると、ネットなどに出てきて、とりあえずはやっとことがあるかもしれません。

このストレッチはそもそも肩の『内旋方向』へのストレッチなのですが、
自分も野球肩・野球肘になる選手を見させてもらう中で、怪我をする選手の特徴として圧倒的に
この方向への可動域が不足している方が多いです。(もちろん、怪我になる要因はここだけではないですが!)

さて、ここで今回のテーマである『身体の開きとこの内旋方向のストレッチ』何の関係があるの?
と感じている方も出てきた頃かと思います。

この論文では、この内旋方向への可動域の低下している選手は、低下していない選手と比較して
ボールリリース時における体幹の開きが早くなる(体幹の回旋方向への動きが大きくなった)
という結果が出たと示されています。

また、このときに、体幹が過剰に回旋することで、肩・肘にかかる負担も増加する一方で、体幹が過剰に動いているにもかかわらず
ボールのスピードは速くならなかったとのことでした、、、

体幹と腕が同一面上で回旋している。 リリース時の体幹の過剰な回旋。

 

ボールリリースの際には、一つ前のフェーズであるレイトコッキングで最大外旋で
肩が一番しなったところから肩の内旋方向への力が爆発的に上昇した局面になります。
この時に内旋方向への肩の内旋方向への可動域が低下している選手は、どこかで補おうとします。
それが体幹を早期に回旋させて開きを生み出す原因になるとのことでした。

山岡選手のハイスピードカメラの映像ですがリリースの際の内旋方向への動きが格別ですね!

 

投球動作は全身の動きの集合体なので、どこかの動きが足りないと、どこかが代わりに過剰に動いて、動作を形作ります。

今回の記事のまとめ『体幹の開きを抑えろ』
と言われて体幹の動きばかり気にしていても、肩の内旋の動きが制限されていることが原因での身体の開きであれば
肩の動きをよくしない限りいくらやっても動作が改善しないことがあるということですね!

最低限スリーパーストレッチで

 

 

投球動作は、しっかりと全身のつながりを考えながら、構築していく必要があるということでやはり奥が深いですね!

 

このような感じでまた、機会があれば海外の論文もアウトプットしていきたいと思います!

 

 

 

 

 

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